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敏感肌向けのコスメの選び方!化粧品のおすすめポイント&注意点を解説!

とてもデリケートな敏感肌は些細な刺激にも過敏に反応してしまいます。

肌トラブルが起きるとスキンケアを見直す方は多いですが、ファンデーションなどのベースメイクは以前と同じものという方もいるのではないでしょうか。

ベースメイクも肌に直接つけるものなので、優しいものを選んであげたいところです。

では、肌の負担を減らすためには何を基準に選べばよいのでしょうか。

今回のテーマは「敏感肌向けのコスメの選び方」です。敏感肌化粧品のおすすめポイントや選ぶ際の注意点などもあわせてご紹介します。

何がベストかはひとりひとり違います。自分の肌のベストパートナーを見つけ、肌を健康な状態へと導きましょう。

 

敏感肌?と思ったらコスメ替えのタイミング!

季節の変わり目や生活環境の変化は、肌に影響を与えることがあります。

化粧ノリが悪いと感じたり、肌トラブルが頻繁に起こったり「もしかして敏感肌かも?」と思うようになった時は、コスメ替えを検討してみましょう。

敏感肌用のコスメに切り替えることで、肌への負担を減らし、トラブル改善が期待できます。

季節ごとに服を着替えるように、肌の状態に合わせてコスメ替えを意識しましょう。

 

「ベースメイク」の重要性 

肌トラブルに見舞われると、真っ先に化粧水や、乳液などスキンケア化粧品を見直すといった声は多く聞きます。

しかし、トラブルを改善したいと思うなら、直接肌につけるベースメイクも無視できません。

特に肌が紫外線や外気に晒される外出時、常にメイクをしているという女性は多いはずです。

つまり敏感肌の方にとって、外部の刺激から肌を守ってくれるベースメイクの重要性はさらに高まるということです。

健康肌向けのファンデーションでも、春夏用と秋冬用の2タイプに分かれている場合があります。

乾燥しやすい季節には保湿力の高いものを、湿度の高い時期には軽い付け心地のものを使うなど、外部の刺激に合わせてベースメイクを使い分けるように、敏感肌ケアにも同じことがいえます。

 

「基礎化粧品」の重要性 

基礎化粧品は肌の健康維持に重要な役割を果たしています。特に肌の大敵である乾燥には、基礎化粧品によるスキンケアが欠かせません。

健康な状態の肌は保湿力が高く、十分な水分を蓄えることができます。

また、ハリのあるみずみずしい肌を保つだけでなく、紫外線の影響から肌を守ることができるのも保湿力があるからこそです。

逆に肌が乾燥するとこうしたバリア機能の低下を招きます。乾燥することで紫外線の影響を受けやすくなり、シミ、ソバカスをはじめとした肌トラブルを引き起こす原因となるのです。

つまり、刺激に過敏な敏感肌にとって、乾燥がもたらす影響は深刻なものといえます。基礎化粧品で肌にしっかりと潤いを与えることが肌の健康維持にはとても重要です。

 

プチプラでもデパコスでも!敏感肌向けのコスメの選び方

敏感肌向けコスメ選びのキーワードは「低刺激」「高保湿」です。

プチプラでもデパコスでもこの基本は変わりません。

数多くの化粧品ブランドからさまざまなスキンケアやベースメイクが販売されており、どれを選ぶべきか迷ってしまいますが、これからご紹介する4つのポイントに着目して自分に合ったアイテムを見つけてください。

 

何が「無添加」なのかチェックする

 化粧品は無添加のものがよいとよく見聞きしますが、添加物がすべて体に有害なわけではありません。無添加を謳った化粧品の場合、何が無添加なのかをきちんとチェックすることが大切です。

例えば「石油系界面活性剤無添加」とあっても、界面活性剤は石油系だけではありません。別系統の「界面活性剤」が入っている可能性はあるわけで、界面活性剤によるデメリットを避けたいなら「石油系界面活性剤無添加」を買っても意味はありません。

無添加を謳った化粧品を購入する際には「何が入っていて何が入っていないのか」をチェックする習慣をつけましょう。

 

刺激の強い成分を避ける

 敏感肌は些細な刺激にもダメージを受けやすくなります。そのため、刺激の強い成分が入っている化粧品は避けるようにしましょう。

とはいえ、具体的に避けた方がよい成分にはどのようなものがあるのでしょうか。健康肌なら気にならない成分でも敏感肌なら避けた方がよいものもあります。

例えば「アルコール」は刺激があるとされています。揮発性が高く、蒸発する際に肌の水分も奪ってしまうため、肌の乾燥を招く可能性があります。

また、美白有効成分として有名な「ビタミンC誘導体は刺激が強いことで知られています。メラニンを還元する作用が強く、ピリピリとした刺激を感じることがあります。

さらに皮脂を抑える働きも持っているため、乾燥の原因にもなるともいわれています。

「香料」も天然由来のものでも刺激となる場合があり、「防腐剤」「殺菌剤」も同様です。刺激を避けるにはこうした成分が配合されていないものを選ぶとよいでしょう。

 

また、肌に優しいコスメにはいくつか種類があります。

「医薬部外品」と銘打ったコスメシリーズは、厚生労働省により効能・効果が認められた有効成分が配合されています。

その効果は、化粧品以上、医薬品以下で体に緩やかに作用する成分とされていおり、敏感肌向け化粧品では肌荒れ抑制などの有効成分が含まれることが多いです。

「ミネラル」を謳う化粧品は天然の鉱物が配合されています。肌に負担がかかるとされているタルクや石油系界面活性剤などを使わず、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、マイカなどを使用しており、有名なものだとミネラルファンデーションなどがあげられます。

「無添加」と表示されたものはある種の成分を配合していないものです。

よくあるパターンとしては、アルコール・石油系界面活性剤・鉱物油・防腐剤・着色料・香料フリーがあげられますが、先に述べた通り「何が無添加なのか」をきちんと把握して使用するとよいでしょう。

 

高保湿成分配合のコスメを選ぶ

 敏感肌向けコスメ選びのもうひとつのキーワードは「高保湿」です。

乾燥は敏感肌を悪化させる原因となります。肌のバリア機能が低下し、ますます刺激を受けやすくなる悪循環に陥ってしまうため、高保湿成分配合のコスメで肌に潤いを与えることが大切です。

保湿成分には「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「セラミド」「アミノ酸」「リピジュア」などがありますが、中でも「ヒト型セラミド」は高い保湿力で知られています。

セラミドとは、もともと肌の角質層に存在する物質で、保湿に欠かせないものです。

化粧品の成分としては、植物性セラミドや動物性セラミドなどいくつか種類がありますが、一番肌に馴染みやすいものがヒト型セラミドです。

 

配合成分量が少ないコスメを選ぶ

 敏感肌には配合成分ができるだけシンプルなコスメがおすすめです。

配合されている有効成分が多いほど効果があるように思いがちですが、成分が多ければそれだけ肌トラブルに巻き込まれる可能性が出てきます。

相性がよい成分ばかりなら心配する必要はありませんが、敏感肌はとてもデリケートです。数が増えればそれだけ相性が合わないリスクが高まります。

また、万が一、肌トラブルが起きても配合成分が多ければ、どの成分との相性が悪かったのか原因を特定することが難しくなります。

そのため、コスメを変えるにしても、何を避けるべきか判断ができなくなってしまいます。

配合成分は成分表示で確認することができるので、できるだけ数の少ないものを選んだ方がよいでしょう。

 

敏感肌向け化粧品を使うべきおすすめポイント

 健康肌に比べるととてもデリケートな敏感肌ですが、専用の化粧品を使うことで肌トラブルの改善が期待できます。

季節ごとにファッションが変わるようにコスメも替える意識を持って、快適な肌環境を目指しましょう。ここでは敏感肌向け化粧品のおすすめポイントをご紹介します。 

 

肌トラブルを予防できる

 季節の節目や環境変化は肌にも影響を与えます。ストレスや生活習慣も無関係ではなく、これらが原因で乾燥肌になることも決して珍しいことではありません。

心や体の変化が引き起こす肌トラブルも敏感肌向け化粧品を使うことで予防しやすくなります

外部の刺激に晒されてバリア機能が低下しがちな時こそ、専用の化粧品で不足しがちな成分を補うとよいでしょう。

高保湿成分が肌の保湿力を高め、健康的で潤いのある肌へと導いてくれます。乾燥を予防できれば、バリア機能の低下も防げます。

つまり、外部の刺激の影響を受けにくくなれば、肌トラブルの悪化防止を期待できるということです。

 

刺激が少なく安心して使える

 敏感肌向け化粧品は低刺激を謳ったものが多いのが特徴です。

とてもデリケートな敏感肌だからこそ、低刺激の化粧品で外部の刺激から守るというのは大きなメリットといえます。

また、お手入れに必要なアイテムを減らす工夫がされている化粧品が多いことも見逃せないポイントのひとつです。

メイク落としに洗顔、化粧水に乳液、美容液など、複数回にわたるスキンケアが必要な場合、それだけでも肌への負担となってしまいます。

化粧水から仕上げのクリームまでをひとつにしたオールインワン化粧品など、アイテムを減らす工夫が肌を刺激から遠ざけてくれます。

 

肌のバリア機能を高めることができる

 敏感肌向け化粧品は、乾燥によって低下する「肌のバリア機能」を高める働きも期待できます。

肌に潤いが行き渡れば角質のバリア機能が高まります。外部の刺激を受けにくくなることで、肌は健康な状態を取り戻しやすくなります。

敏感肌の多くは乾燥性といわれ、肌の潤い不足からバリア機能が低下して起こります。敏感肌向け化粧品がトラブルの原因にフォーカスすることで敏感肌を改善できる可能性が生まれます。

 

敏感肌向けコスメの使用にあたっての注意点

敏感肌向けコスメを使う際、どのような点に注意すればよいのでしょうか。使用にあたっての注意点についてまとめてみました。

肌に合ったコスメを最大限に活用するためにもちょっとしたコツを押さえておきましょう。

 

清潔なスポンジを使う

 コスメを替えたらスポンジも新しいものに替えましょう。

常に清潔なスポンジを使うのはメイクの基本です。

特に敏感肌の場合は、肌の状態がとてもデリケートなので、スポンジの取り扱いが悪いと肌トラブル悪化の原因となることもあり得ます。

ファンデーションがついたまま放置していると雑菌が繁殖する可能性もあるため、常に綺麗に洗い、古くなったらこまめに取り換えるよう心がけましょう。

 

少しでも違和感や刺激を感じたら使用を中止する

 敏感肌向けのコスメを使い始めて少しでも違和感や刺激があれば、ただちに使用を中止しましょう。使い続けることで悪化すればコスメを替えた意味がありません。

肌との相性が心配な方は、最初にトライアルやミニサイズを試してみるとよいでしょう。

使用に当たっては、顔につける前に必ずパッチテストを行ってください。パッチテストは皮膚科で受けることができます。

ここでは自宅でできる簡単な方法をご紹介します。

 

【パッチテストのやり方】

1:化粧品を絆創膏に染みこませる。

2:腕や足の内側など、肌が柔らかく目立ちにくい部分に絆創膏を貼る。

3:水に濡らさないようにして2日ほど貼ったままにする。

4:絆創膏を剥がして赤みなどのトラブルがないか確認する。

 

肌トラブルが起きたら成分を記録して専門家に相談する

 敏感肌向けコスメといえども100%肌トラブルが起きないわけではありません。何らかの肌トラブルが起きたらすぐに専門家に相談しましょう。

その場合、トラブルの原因となった化粧品の成分を記録して医療機関に持参するとよいでしょう。

いろいろな製品が店頭に並んでいるだけに、ひとつが駄目なら他のものを試してみたいと思うでしょうが、自己判断はリスクが高いです。

原因がわからないまま、いろいろな化粧品を試しても、改善に向かうとは限りません。それどころか、いずれも合わなければ肌トラブルが悪化する可能性もあります。

医療機関では自分の肌に合う成分について、皮膚科医や美容皮膚科医をはじめとした医療従事者に相談することもできます。美容皮膚科では化粧水や美容液などを提供しているところもあります。

トラブルが起きたら近くの医療機関にまずは相談してみましょう。

 

まとめ

 敏感肌かなと思ったら、敏感肌専用のコスメに切り替えることを検討しましょう。

低刺激と高保湿成分配合のものを選ぶことで、デリケートな肌を外部刺激や乾燥から守り、肌のバリア機能を取り戻す可能性が期待できます。

大切なのは自分の肌との相性です。

万が一、肌トラブルが起こったら自己判断せず、医療機関に相談しましょう。